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名言集トークショー
2011.06.19   [Sunday] 02:37

早い早いと思ってましたが、ついに明日がGGR東京公演の千穐楽ですね。
本っ当に早い!
ええっとレポがまったく追いついてないのですがー
upする前に公演終わっちゃうよ~~っ!(ひゃー)
……兵庫と北九州ご覧になる方にはリアルタイム??ってことでアリでしょうか。(こら)

ひとまず、ココまでは、東京公演中に!ということで、
つづきまして6月14日のトークショーです

登壇:演出の青山さん&石丸さん&坂東三津五郎さん
進行:ぴあの戸塚さん


●まず青山さん、演出家デビューのご感想は?
青山さん「まだまだ未熟者ですが……。とにかく楽しくて仕方ないです」
戸塚さん「どんなふうに楽しいですか?」
青山さん「………え。

戸塚さんつっこみますねー(笑)

青山さん「映画で言うと、毎日本番をしている感じで。用意スタート!ってすると、みなさんが動いてくださる。なんということだ!って、相当楽しいんですよ」

●三津五郎さん、歌舞伎とちがってどうですか?
坂東さん「どうですか?うーん。45年間、歌舞伎で培ってきたものは、そうそういらない。つかわない。ですね。
今まで翻訳モノってやらないできたので、セリフを覚えるのが大変でしたね。セリフ覚えは良い方なんですけど、やっと入った。
初日開いて、今日が初めてちゃんとできました」

たしかに、レヴィーンのセリフって相当大変そうだなぁ~~と観るたびに思います。
相手の言葉は一握りで、ひとりで滔々と喋ってる上に、条件飲ませるためにころころ話題を替えたりもする。
ローマもモスもですけど、ひときわレヴィーンはそういうとこが多いような
それをよどみなく、情感たっぷりに、さもリアルな日常のひとコマみたいに語るってすごいなぁとおもいます。

●石丸さんにも聞きましょう。
戸塚さん「ふだんから現代劇はよくおやりになると思うのですが、この作品の大きな特徴として、
セリフが多い、セリフが長い、セリフが汚い、というのがありますが」
石丸さん「×××(ぺけぺけぺけ)~っていうセリフが多いですからね(笑)。はじめに読んだ時、このぺけぺけぺ~が、舞台で発したときに、気持ちいいか、恥ずかしいかどっちかなと思いました。やってみれば案外、ですけど」

戸塚さん「どうですか?そういうのって快感につながったりってあるんでしょうか」
石丸さん「ナイです。」

石丸さんの即答っぷりが面白かったです

ちなみに、戸塚さんが数えてみたところ、「クソ」という言葉はみんなで64回、そのうちレヴィーンが27回、ローマが21回、2人で75%だったそうです
ストレス溜まってるランキングTOP1・2でしょうか。

戸塚さん「ちなみに、歌舞伎ではダーティーヒーローがこういう悪態をついて啖呵を切るのがひとつの美学になってますが、そういう面からするとどうでしょう、三津五郎さん」
坂東さん「歌舞伎では殺しの場面でも、そういう美学に変えてますが、この作品はそれをあえて汚いままにして、人の汚い部分をさらけ出しているんですね。
でもそれがお客さまにファンタジーに見えれば良い、と青山監督がおっしゃってました」

歌舞伎では、日本人らしい「胸に秘める」、「言葉にしない」、「万感を込める」っていう情緒があるけれど、この作品ではまず言葉が先、ってところがちがうかなともおっしゃってました。

●ファンタジーになる、というのは?
青山さん「我々は、ふだんはああいう言葉は使わないですよね。肉喰ったらああいうふうにでてくるようになるんでしょうかね。」
石丸さん「ああ、肉喰えば良いんですね!」
青山さん「そうですね(笑)」

このあたりの青山さんがおっしゃったことが、とっても意味深いのですが、すごく抽象的でもありまして
ちゃんととらえられてるか分からないんですが、こんな感じ。

青山さん「肉を喰わない我々が、肉を喰う人たちを演じる。それを超えて演技が高みまで登った時には、汚いものすべてが浄化される瞬間が、あると思うんです。
今まで観ていて、最後の最後に、そういう時が見えたと思った瞬間があります。今日もありました。さっき言われていた、「万感」のような。」

うーむ、深い。とっても深い。
言わんとしてることは分からないでもないような……いや、やっぱりほんとには理解できてないかも
あれが日常とかけ離れてる日本人が演じるからこそ&観るからこそ、生々しいリアルな汚い世界が、それ全部を拭い去ったお芝居として虚構として成立するってこと?
演出家って……芸術家なのだなぁ。しみじみ。

●ローマから見たレヴィーン、レヴィーンから見たローマは?
石丸さん「後からこの仕事に入ったローマにとっては、先輩、乗り越える壁であり、かぶりついて、骨まで喰ってやろう、という相手です。
たぶん、彼がいなくなって、このあとショックに思うんじゃないかな」

坂東さん「レヴィーンは、ローマのことを罵倒する言葉は一言も言わないんですよね。仕事仲間でありながら、彼もまたローマに籠絡されている。
ローマは仕事もできる男だって思っているし、仲間としてうまくやっている。良い後輩の顔をして絡めとっているんですね。」

坂東さんの言葉に、すごーく納得。
ローマは、じつは(モス以外の)仕事仲間と不思議なくらいうまくやってますよね。何気に話聞いたり(聞きだしたり)、自分を売り込むのもうまいというか。
俺は俺が俺さの人たちの中で、彼とアーロナウだけは(一応)ちゃんと人の話聞こうとする。
セールスでトップになるような人ってこういう人なんだろうなぁと見てると思うのですよね。息するのと同じように人とうまーく駆け引きしてる。で、抜け目がない。
セールスマン4人の、コミュニケーション術が全くちがうのが見るたび浮き出てきて面白いです。

●映画の演出と舞台の演出のちがいは?
青山さん「まだよく分からないです、ね。まだいっぱいいっぱいで。
僕もこの舞台、いちばん後ろから見させてもらってるんですけど、毎回ヘンに体に力が入ってしまって、2回公演観たりすると体がバリバリになってしまうんですよ(笑)
ああっ!まずいかもしれないっ!……ああ大丈夫だった~って、その度に力が入ってしまうんでしょうね。」

●セリフの多さ、しんどさはどうですか?
坂東さん「これほど苦労したことはないと思いますね。
ふつう、日本のセリフだったら、どこどこ(地名)っていうと、その場所にイメージとかあるじゃないですか。字だけを覚えるんじゃなくて。そういうのが全然ないですからね。
この作品では、「グレンギャリー・ハイランド」…全く分からない。そういう苦労がありました」

それから、ウィリアムソンと話すところはとにかくしゃべるところで、15分(10分だったかも…??)ずーっとレヴィーンがしゃべっていて、その間ウィリアムソンが話すのは1行くらいだけ。
だからウィリアムソンの今井さんの顔を見ると焦っちゃうんですよ、なんてお話もありました(たいへんだー)

●今、役がご自分の中に、どのくらい棲んでいると思いますか?
坂東さん「今は7割くらいでしょうか。前は、ウィリアムソンのところでセリフがつっかえてしまったりすると、今井さんに、罵倒するよりも申しわけないって思ってましたが、最近は罵倒する対象に見えてきたので。」
石丸さん「テイさんを絡め取るのが快感になってきてるので、だんだんローマになってきたと思います。台本とちょっとちがうことを言ったりして、ほんとにコイツおとしてやろうと思ってる自分がいます。
このお芝居短くてよかった~~って思いました(笑)」
戸塚さん「コワい人になっちゃいますもんね(笑)」

●俳優/演出のお仕事をされてる方からみて、このセールスマンたちの生き様はどう見ますか?
坂東さん「紙一重ですね。僕らもお客さまを泣かして、心の中ではこの後何食べようかなって思ってるかもしれない。
だから、セールスマンがやった!って思う瞬間と、似てるところはあるかもしれないと思います」

青山さん「しかたないかなと思います。生きるために。
自分たちはここまではしないけれど、本当に紙一重だと思います。」

●上演作品/出演の選定で、このGGRを選んだのは?
青山さん「映画の時は、セリフを少なめにしていたんですが、演劇は「声」だと思ってるんです。映画は「行動」だと思うんですが。
セリフがあって、声があって、というのを前提にしていたので、できるだけセリフが多いものにして、それがそれだけ人に届くかというのを考えました」

これお話してるとき、坂東さんがすごーく頷いていて、それもふくめてすごく印象に残ってます。

石丸さん「青山さんと仕事ができるのがひとつ。それと、男だらけの現場に興味があった。やったことないものをやろうと思って再デビューしたのでその通りになっています」

坂東さん「青山さんが熱心にすすめてくださったのと。
はじめの台本を読んで、今まで自分がやってきた歌舞伎とか、日本のお芝居とかけ離れたものだなと言うのが分かって、それがよかったんですね。
ふつう、お芝居をしていたら、歌舞伎で得てきたものを生かせるところがある。風格とか。
これにはそういうのが全くない。
ゴキブリが七匹歩いてるか、カミソリが7枚いるか、でしょう?」

●レヴィーンの最後のセリフ「俺はただ……」のあとに飲み込んだ言葉は?
自然にみなさんの視線が青山さんに行ったのですが、青山さんは何だか逃げ腰(笑)。で、みなさんへきくことに。

坂東さん「“俺はただ……俺が生きてたってことを、示したかったんだ。”
……こういう役者の仕事をしているって、本当に幸せだなぁと思いますね。毎日舞台に立って、俺は今ここにいるんだ、こうしてるんだ、っていうのを、みなさんに観てもらえますからね。」


石丸さん「ローマとしては、彼はもうその瞬間には他のことを考えてますね。言うとすれば、よく何も言わずにあの扉に入っていったな、ってことくらいかと」

青山さん「ええと、三津五郎さんとほぼ同じですかね」
青山さん……(笑)
しかし、つづきます。

青山さん「“俺はただ、仕事がしたかっただけなんだ。”でしょうか。
レヴィーンはほんとうに仕事人間なんですよね。それは言ってあげなきゃと思うことなんですが。」

なんだか、この質問の答えはすごく印象深かったです。
しろが思うともなく思ってたのは、レヴィーンは“俺はただ、娘を……”ってことだったのですが。
劇中、何度もレヴィーンが口にしては飲み込む「娘が」のセリフ、レヴィーンの娘さんはどうしちゃったんだろう、って、この舞台では何もあかされずに終わるのですが。
はじめの「娘が…」は、それも手練手管のひとつ?と思ったのですが、あれだけ繰り返してると本当に何かあるみたい?そしたら娘を助けたかった、とかなんとかしなきゃいけなかったのかなって漠然と思ってたのですが。

坂東さんの『生きてたってこと』も、青山さんの『仕事がしたかった』も、しろが思っていたよりもうんと人としての原点のことで、その分切実な気がして。
ほんとうに、「ただ」なそれだけのことだったんだなぁ。それだけをすごくすごく求めてたんだなぁと。

青山さんが、坂東さんの『生きてたってこと』と ほとんど同じで、って『仕事をする』って言葉を挙げてたのも印象的で。
レヴィーンにとっては、生きるコト=仕事(セールス)をすること、だったんだなぁと。
「生き甲斐」って言葉がありますが、まさにそのもの。
極端に言ってしまえば、セールスができない自分は死んだも同じ。
レヴィーンだけじゃないかも。
生きるコト=仕事をすること、って人の真理かもなぁと思ったのでした。
仕事って、お金を稼ぐ職業、お勤めって意味だけじゃなくて、役割とかそういうの。役割までいかなくても、立ち位置とかでもいいかも。
立ち位置があるからこそ立っていられる、って、文字で言うとほんとまんま当たり前じゃん~なんですけど
自分はこの役をこなすために生きてる、それでなにか役に立つためにちゃんと存在してる、って思うのは人が生きるのにすごく根本的な要素なのかも。
レヴィーンにとってのその「役」「立ち位置」は、家族の中にも仲間の中にもなくて、ほんと仕事だけ=「仕事人間」だったのだなぁ。そういう人があの状況と思うとイロイロ切ないです。

このトークショーでは、もうとにかく三津五郎さんのひとことひとことが海のように深いなぁととってもかみしめました。
じっくり、うんうんと深く頷きつつ聞いてしまうお話ばかりでした。
ほんとうに名言ばかり!
いやー、歌舞伎45年は本当に伊達じゃないですね。(あたりまえ!)
それから、青山さんも本当に深い。
演出家さんゆえ、なのか、目に見えるもの・耳で聴こえるものだけじゃない何かを見て聞いて表現しようとしてるんだなぁと思いました。うーん、芸術。
ひとつひとつの質問に、丁寧に考え考え、とつとつとお話されてた青山さんですが、もうご本人はもちろん、いろんな方のお話からして、この舞台作るのほんっとうに心底たのしくてたのしくてしょうがなくてめちゃくちゃ楽しんでるんだー!!って言うのが伝わってきて、すごーくほっこりしました
なんだかいいなぁ、そういうの。
それを聞いて、この作品に愛着が増したような気がします。

さて、長くなりました~
千穐楽も参加しますのでそろそろ。
ではでは、明日……じゃなくって、今日!千穐楽がキャストさんにもスタッフさんにもお客さまにも素晴らしい舞台になりますように~!
7匹のゴキブリまたは7枚のカミソリの舞台をめいっぱい楽しみましょう!!(ヤダとは言わずに!笑)



comment
2011.06.20 [Mon] 11:08
シリウス

詳細レポ、ありがとうございました!
2011.06.20 [Mon] 19:21
LEO

レポお疲れさまでした!(待ってました・笑)
自分もまったくレポしてる間がなかったため、しろさんがアップするかなーとさぼってました~。
私も記憶がごっちゃになってきてたので、しろさんの詳細なレポは本当に嬉しい限りです。
どうもありがとうございました~♪
2011.06.23 [Thu] 12:36
しろ

○シリウスさん○
どういたしまして~。こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました(*^^*)
2011.06.23 [Thu] 12:45
しろ

○LEOさん○
ありがとうございます~。(お待たせしました!笑)
レポ大丈夫だったでしょうか。あんまり間違い書いてないと良いのですが~(´;д人)

スケジュールがつめつめだったので、追い付かないですよねぇ(/д<*)3つめのトークショーその他もろもろも早くupしたい~d9ab
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2011.6.28
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