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2009.12.27   [Sunday] 23:39

言葉と音楽のシリーズ第2弾 『兵士の物語』

25日にひきつづき、今日も行ってようやく消化できてきたので、
まとめて感想upします

「朗読劇」で想像していたより、ずっと小道具とか豊富で、それが雑然と置いてある舞台の雰囲気がなかなかにステキでした
登場人物のトルソーがあって、小さな書き物机があって、リュックやらシャンデリアやらがあって。
上手の方にピアノとパーカッション。

この2つの楽器のシンプルなメロディが、なんというか寓話的でした。
リズミカルさは童話っぽい。でも、かわいらしい感じではなくて、独特なミステリアスな雰囲気で。
クラシックでも、ストーリーのある曲、それにストーリーテラーを登場させてみたような感じを受けました。
そして、今日も見てみてより感じたんですが、楽曲が物語の展開をしっかりあらわしてるんですね~~!!
悪魔の忍び寄る感じ、王宮の豪華さ、王女の部屋の不思議な憂鬱さが漂う雰囲気……。
ストーリテラーの伴奏っていうのではなくて、演奏者もストーリーテラー。
そして、ストーリーテラーもまた演奏者。

石丸さんの手元には、楽譜付きのシナリオがあるんですが、言葉に音がのってる感覚なんです。
今日、アフタートークで司会の福島さんもおっしゃってましたが、(福島さんてば、あっ!!それ、しろが今日書こうと思ってた~~!!的な発言がけっこうありました。嬉しいような、先を越されて悔しいような……むーん ←はりあえるレベルじゃないでしょに)、
ピアノ、パーカッション、そこにストーリテラーも加わって3者のセッションのような。

しろがふっと思い出したのは、サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージでした。
ソンドハイムのナンバーは、セリフに音符をあてはめてみたらこうなりました~的なナンバーですが、
それを、もっと言葉寄りにした感じかな??
ほとんど「語り」なんですが、音の加わった「語り」。
終盤、悪魔の宣戦布告のところなんてかなり音がついている感じですよね。
朗読とひとり芝居の中間のような演出ですし、音も加わって、「朗読」と思って観に行くとちょっとびっくりするんじゃないかなぁ??(しろばびっくりしました。笑)

びっくりといえば。
しろは、初回に観たとき、何とも不思議な感覚がしました~。
目の前の舞台で物語は展開してるんですが、
実際に目に見えるのは、登場人物を模したトルソー、演じているストーリーテラーなわけです。
それが、しばらくみていると。

本とかって、夢中になって読んでいると、文字を読んでいるだけということを忘れて、頭の中に物語の世界が構築されて、没頭して浸れますが、それに近いものが頭の中で起こります。
でも、無機質な文字を読んでいるのとはちがって、お芝居に近い形で演じてられてるために、かえって想像の世界に没頭するわけでもなく、
ふっとストーリーテラーの話を聞いてるということを思い出して、いかんいかん石丸さんをちゃんとみないとーって思って我に返ったりして。
ただの朗読であれば、本を読むのと同じように、想像に浸りきれたりするんだと思いますが、
ストーリーテラーの表情、しぐさ、声という現実のものと、
聞いてる物語からイメージする、目には見えないけれど思い描いた世界とがあって、
ちょっとキケンに聞こえる表現かもしれないですが、夢と現実を行ったり来たりしてるような、摩訶不思議な感覚でした。
うーん新感覚。

しかしです。
今日また観てみたら、その齟齬にも慣れたのか、それともあんまり深く考えなくなったからか、(それっぽい。笑)
違和感なく、物語に浸れました。
そして進化した新感覚。(なんだねそれ)

動いているのも、話しているのも、ストーリーテラーであって、トルソーは、ただ動かされて、そこに立っているだけです。
でも、話を聞いているうちに、気がつくと、動かないトルソーを見てたりするのですよ。
スポットが当たる、というのもあるとは思いますが、なんだか、モノということを忘れて、登場人物みたいな感覚になっていたような。
能面て、無表情ゆえに、微妙な角度で、いろんな表情に見えるって聞いたことがありますが、
それと同じように、息を吹き込まれたように感じるというか。
この前は、舞台でトルソーと、ストーリーテラーが表現をしている現実と、
そこからイメージした、物語の世界とが二重世界みたいになってましたが、それが融合した感じかなぁ?
すっかり違和感がなくて、物語に浸れました。

その物語ですが。
「兵士が、魂(ヴァイオリン)の代わりに悪魔と本を交換し、栄華を極めて、でも最後には悪魔の策にはまってすべてを失ってしまう話」というようなあらすじは観る前の情報で知ってて、
それで、悲劇的な後味の悪さを予期していたんですが、そうでもなく。
うーん。
あの、意味深な、「最後に叫ぶのは、だれ?」のせいもあるかなぁ。
えっだれ??(兵士じゃないってこと???)とぐるぐるしちゃいましたヨ。

観る前、兵士は「魂を売って悪魔の本を得た」みたく思っていて、目がくらんですっごく大切なものを渡してしまった、って思ってたんですが、そういう感覚ではなかったかなぁ。
たしかに、大切にはしてたのでしょうが、もともとは、兵士にとって「魂」ってほどには感じなくて。
好きなもの、とか癒しをくれるもの、っていうぐらいの感覚。
そんなに欲しいっていうならまぁいいかーくらいで交換しているような。
だから観てて思ったのは、「魂を失わせるのは、悪魔ではなく、あくまでも自分自身」ってことでした。

本と交換したから魂を失ったんじゃなくて、
まぁ、それをきっかけに、故郷を失って恋人を失って、してるんだけど、
きみきみ、本がくれるお金に終始しちゃうからーってトコかなぁ。

それで、「なんでもある。なんにもない」
すべてあるのは、ないのと同じ。うーんたしかに。
いつもあるものは、ないのと同じ。
感覚としては真理かも。
でも、これは兵士のおごりと言えないこともないですよね。
今あるものに感謝したり、幸せを見いだせないのかも、とも思いますし。
でも、「なんでもある」状態を味わったことはないですが、ものがあれば豊かというわけじゃないっていう心理も納得できる気がします。 
兵士がそれほど欲深な人にもあんまり思えないし。

その場その場で、悪魔や、王女にまでのせられてしまう人。
あ。トランプのときもかー。
あそこで話してるのが、いまだに「??」なのですが、ストーリーテラー??兵士の良心??うーん…。
とにかく、そんなで、すぐ人の話にのってしまう兵士なんですが、つくづくそれを考えないと、その単純さに気付かないところがあります。
つまり、違和感がなくて。
単純すぎ、とか、頼りない感じじゃなくて。
誘惑ってほどの誘惑じゃないような気がするんですよね。
王女の件を除いて。(この時は自暴自棄だから、まぁね、ってことで~)
危なそうな誘惑じゃないから、それにのっちゃってても自然で、観てる方も、「うわーなにやってるの、この人~~~」っていうヒヤヒヤさがないんですね。
最後の、故郷に帰るのも、まぁそれはそう思うよねぇーっていう流れでした。
老いた母を、自分の王宮につれてこよう、と思うのは欲ではないと思うしねぇ。
その前に、「国を出てはいけない」っていう忠告があれば、無視するのは軽率かもですが、そういうわけでもない。
だから、欲深=罪人だから悪魔に堕とされる、っていう意味の訓戒はあんまりしっくりこないかな。

今あるものに、満足しなさいってことなのかなぁ?
「幸せは、ひとつで充分」
過去の幸せを求めれば、今の幸せを失う。
今の幸せを求めれば、過去の幸せは失う。
それはわかる気がします。
過去は、求めようとすればすり抜けるものでしかなくて、求めようとすれば、「今」の時間をムダにしてしまうもので。
今得られる幸せも水の泡にしてしまうような。

うーん。でも、寓話的なものって理不尽なものもありがちだし、そんな結論付けることもないのかもしれないですね。

「最後に叫ぶのは、だれ?」
これ、ほんとに意味深。
しろは、最後は兵士が堕ちて終わりなのかと思ってたので、
え??まさかの再どんでんがえしがありえるってこと??と思ったり。
余韻を残す終わり方ですね。
きっと、観た人によって、真のエンディングがちがうんじゃないかなぁ?
すーごい考えさせられます。
奥深いなぁ~~~~。
でも、それでほわほわ考えはするものの、迷宮入りするほど悩ましいものではなくって。
だって、余韻は残しても、ちゃんと「終わり」が成立してるから。
うまーーい

うん。この独特の雰囲気、しろは好きな感じでした。
広告のデザインもすてきですよねー
言葉と音楽のシリーズは、この後も続くのかな??
どんなお話が次に続くのか、たのしみです。

2011.6.28
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